サムログ

某メーカー勤務の普通のサラリーマンsam(サム)のメモや発信です。

フィリップス シェーバー洗浄機が直らないけど使う #5

フィリップスのシェーバー洗浄機JC5301が動かなくなり、直そうとしています。前回はモータ交換しましたがハイパワー過ぎて洗浄液が溢れてうまくいかず。満足するまで修理できていませんが応急処置して使うことにした#5になります。一旦 完結でいいかな。。※ 本記事下部に分解の参考画像を並べているので重いかもしれません!

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過去の記事は以下の通り。

 

#1 動かなくなる話。

#2 どこが壊れているか調べる話。

#3 交換用モータをついに見つけて注文する話。

#4 モータ交換とトライする話。 

 

 

 

ご無沙汰してしまいました。

 

長期海外出張していました。COVID-19対策はもちろん施して隔離期間も設けてです。

このご時世でもさすがA社。全く手を緩めず、現場に来ずに遠隔でしたがゴリゴリ責めてきました。

自分にお疲れ様でしたと言いたい。

 

 

帰国して、

久々の我が家。

久々の日本の日本食

久々の 途中で出張に行ったのでぐちゃぐちゃなまま放置されたシェーバー洗浄機。。

 

妻からは「ずっと気になってた。早く何とかしなよ。」と言われる始末。



 

では、ま、、参ります。。

 

結論から言いますと、

修理できませんでした。

ですがとにかく洗浄・乾燥してくれて毎朝すっきりシェービングしたい!

そこで!漏れないように接着剤で封止・シールして使うことにしました!笑

本当にこいつメーカー勤務か?

 

 

結論がしょーもないので先に白状しましたが過程を記録・発信したい私です。

気が向いたら読んで下さい。参考になれば幸いです。 

 

 

 

#4でモータを交換したのですが、記載のスペック通り、回転数が高く、勢いよく送られて洗浄液が溢れてしまっていました。

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コメントにも頂いた抵抗挟むなどの案。

出張前にいろいろ弄ってみましたが

回転数は落ちますが当然 始動トルクも落ちるわけで、ちょうど良く回転を落とせず、改善できず。

このへんも記録として残したかったですがバタバタして写真も残っておらず記憶も薄いので割愛。

本当にこいつメーカー勤務か?

 

 

それはさておき、コメントの中に「モータはカシメてあるだけだからペンチとかで分解してみたら?」というものがあったのでとりあえずやってみることにします。

 

 

こちらが最初からついていたオリエンタルモータ社製のモータ。

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カシメてある部分は小さいので喰らい付く工具がなく、ぼろぼろになること覚悟でニッパーで無理やりこじ開けました。

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ハウジング(外のケース)の中をみると錆び錆びで茶色くなっています。シーリングがうまくいっておらず、洗浄液が侵入して錆びていったのだと思われます。

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同様に、#3でAliexpressで購入したモータもばらしました。

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並べました。左がOriモータ、右がAliモータです。

分解前からわかっているので仕様通り当然ですがAliモータはシャフトが長いです。

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どちらも典型的なブラシ付きDCモータですが随所に違いがあります。

 

反対から。

回転部分に接触して電気を送るブラシやコミュテータ部分から端子まではほぼ同じ構造。ちょっと材料は違う感じです。

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ですが、Aliモータは積層されたコアの上下に窪みがあります。カシメて固定しているのでしょうか?なんでしょう?

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また、銅線はOriモータの赤色、Aliモータが銅?色。Oriモータの方が細いです。ハウジング内側にある磁石は同じに見えますが巻線で磁気特性を調整しているようです。

 

 

あとコアと巻線の絶縁はOriモータが薄い透明樹脂をはさむインシュレータ構造に対して、Aliモータは緑色の粉体塗装をしていました。

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ここで、巻線のターン数を落としてみようと思ったのですが、

いくらはんだごてを当ててもはんだが溶けず、銅線が取れません。

取るだけなら切ればいいですがあとではんだ付けして結線する必要があるので

溶かせないといけないのです。

 

コミュテータも巻線も銅でできているので熱伝導が良く、

はんだごての熱をどんどん放熱してくれます。

高校生の頃から使っている手持ちのはんだごてでは出力不足。

仕事ではIHはんだごてを使っていますがIHこてならいけるかもしれません。

 

・・・と言うことで、回転を落とすのは断念したのです。

 

 

 

 

ですがいい加減、洗浄機で洗浄・乾燥させてさっぱりシェービングしたいわけです。

 

もう接着剤でシーリングすることにしました!

本当にこいつメーカー勤務か?

 

 

たまたまセメダインがあったので樹脂部品の間に塗りたくります。

もうどうとでもなれモードに入っていたのと、さすがにメーカー勤務のくせにあまりにも稚拙だと思って塗った写真なし。

塗ったところはここです。べったりと。

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一応モータの穴にも塗ります。

出力軸側3ヶ所、ハウジング側面2ヶ所。

穴がなくなって放熱できなくなりますがまぁ大丈夫でしょう。

どうせ洗浄液も侵入してきて冷やしてくれるでしょう。

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ブラシ側の軸受部分にグリスを塗って戻します。

出力軸側は洗浄液に浸かるので手持ちのグリスはやめておきました。

食料品製造装置向けといったグリスならいいかもしれません。

 

 

はい、復活!

何とか漏れずに機能するようになりました。

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洗浄機が使えない間はシェーバーのヘッドを外して洗面台で洗ってタオル引いて乾燥させていました。

洗浄機が動くならここに収納できて洗面台もすっきり!

一応、タオルハンカチをひいています。

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洗浄液はこのくらい。たぶん少ないです。このくらいなら漏れません。

交換時に満タンでどうなるか確認します。

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以上!

尻すぼみな記事で恐縮ですがめでたしめでたし。

ただ、浸水は防げていないのでモータが壊れるのは時間の問題だと思います。

もう1個 モータはあるので試せそうなこと思い付いたら試してみます。

 

 

では、またー🖐🏻

 

 

おまけ。

出張前にトライした際に撮っていた写真です。

少しでも構造がわかれば、参考になれば嬉しいです。

 

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タッチセンサは面白いことに明るさをみている様子。外側カバーで暗くなっていますが、ばらすと明るいので動作不安定になります。可動部を減らす工夫でしょうかね。
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以上!